ラグ/絨毯のお悩み「サイズ感」について失敗しない方法を解説
2025.09.22
はじめに
ラグを選ぶとき、多くの人が「このサイズで本当にいいのか?」と悩みます。
小さすぎると部屋がチグハグに見えるし、大きすぎると圧迫感が出たり家具とのバランスが悪くなったり。
特に家具の配置・部屋の使い方・掃除のしやすさなど、見た目だけでなく使い勝手にも影響します。
この記事では、「サイズ感」で失敗しないよう、どこを見ればいいか、具体的な目安・シーン別のおすすめサイズなどをわかりやすく解説します。
サイズ感を決める3つのポイント
観点 | 内容 |
---|---|
部屋の広さと用途 | 何帖か?リビング・ダイニング・寝室など用途によってゆとりが必要かどうか変わる。人が集まることが多いか、床で座ることがあるかなど。 |
家具との関係性 | ソファがあるか、テーブルがあるか、テレビボードなどの家具の配置を把握。ラグは家具を引き立てるものでもあり、家具との境界を曖昧にしすぎないことがポイント。 |
動線と掃除のしやすさ | 椅子を引いたときや人が通る通路のスペース、掃除機をかける頻度なども考慮。大きすぎると掃除がやりづらくなることも。 |
シーン別おすすめサイズと目安
シーン | 家具配置・使い方 | おすすめサイズ例 |
---|---|---|
ソファ前にゆったりくつろぐリビング | 3人掛けソファ+センターテーブルあり。寝転んだり人数が多め。 | 約170×240cm(Lサイズ)以上 |
狭めスペース/アクセント用途 | ソファ前にテーブルなし、床で一人がくつろぐ程度。 | 約150×200cm(Mサイズ) |
ダイニングのテーブル下 | 椅子を引いた時の動きを確保。4人掛け/6人掛けで変わる。 | 4人掛けなら170×240cm、6人掛けなら200×250cm〜 |
ワンルーム・一人暮らし | 家具が少なく、リビング兼寝室として使うスペース。 | 150×200cm〜 |
ベッドサイド/足元エリア | ベッドの脇や足元だけにラグを敷く場合。 | ランナーサイズ(50×180cm)、または60×90cm程度 |
サイズ感でありがちな失敗例と回避策
失敗例 | 原因 | 回避のヒント |
---|---|---|
ラグが小さすぎて家具との間に“隙間”が目立つ | 家具の幅を無視してバランスを取らなかった | ソファやテーブルの幅に+20〜30%余裕を持たせる |
椅子を引いたらラグから椅子がはみ出す | 椅子を動かすスペースを計算していない | 椅子を引く時の後ろ脚のスペースを50cm確保する |
ラグが大きすぎて掃除や移動が大変 | 掃除や家具配置を考慮せず“見た目重視”で選んだ | 掃除機がかけやすい材質・動線を意識する |
圧迫感を感じる | 部屋に対して大きすぎるサイズを選んだ | 寸法を測り、仮置きやシミュレーターで確認する |
ラグサイズ選びの具体的な手順
- 部屋を測る:縦横の寸法と家具配置を確認。
- 家具のサイズを把握する:ソファやテーブルなどの幅を計算。
- 動線を確保する:人の通路や椅子の可動域を意識。
- ライフスタイルを反映させる:床に座るか、来客が多いかなどを考慮。
- サンプル・スケールを使う:紙やテープで仮置きしてイメージ。
より失敗を防ぐための3つの視点
- ①図面を参考にする:家具や部屋の寸法を図面上でシミュレーション。ラグが収まるか、通路をふさがないかを確認。
- ②実際に体感する:ショールームや実店舗でラグに触れてみると、広さ・大きさの感覚が数字以上に理解できる。
- ③写真を参考にする:コーディネート事例写真を見て、自宅の空間に置き換えてイメージすると失敗が少なくなる。
色・デザインも“サイズ感を左右する要素”
- ・明るい色は部屋を広く見せ、濃い色は重厚感を出す。
- ・円形は柔らかい印象、長方形は家具のラインに揃えやすい。
- ・縦置き・横置きで空間の見え方も変わる。
まとめ:サイズ感で快適・美しくラグを使うために
ラグのサイズは「見た目」「快適さ」「使いやすさ」に直結する重要な要素です。サイズ選びに失敗すると、どんなに質の良いラグでも魅力を生かせません。
迷ったら、部屋と家具を測り、生活スタイルと動線を踏まえた3ステップに加え、図面・体感・写真という観点からも確認すると安心です。理想のラグで、居心地の良い空間を作ってください。
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